//青:処理内容の説明
※赤:イベントコマンドの設定内容


★対応ツクール★
RPGツクール2000
RPGツクール2003
概要
FFお馴染みのテクニックです。

このテクですが、特に複雑な処理はしておりません。
初心者でも十分作れます。

このイベントの内容は、マップに入ったときに画面端に全体マップを表示し、
その後並列処理で現在位置を計算して表示しているだけです。
よって、計算式を加工すれば表示位置を自由にカスタマイズできます。
変数やスイッチをうまく使えば、ポインタを点滅させること等も可能です。
イベント
さて、ごたごた書いてきましたが、実際にイベントを組んでみようと思います。
この方が分かり易いですし…。
まず、ワールドマップのサイズを100×100にします。
次に、ワールドマップ全景を100×100pxで作成した画像を準備します。
キャラクターの位置を表すポインタも小さめのサイズで作ります。
(3×3〜5×5pxくらいがベスト?)
そして、マップ上に下記のイベント1を作成します。

===================イベント1======================

イベント開始条件:定期的に並列処理
プライオリティタイプ:何でも

--------------------実行内容-----------------------

◆現在の場所を記憶:[0001],[0002],[0003]
◆変数の操作:[0002]加算,210 //表示位置の調整
◆変数の操作:[0003]加算,130 //表示位置の調整
◆ピクチャーの表示:20,ポインタ,(V[0002],V[0003])
◆ピクチャーの表示:19,マップ,(260,180) ※拡大率0,透明度100
◆ピクチャーの移動:19,(260,180),1.0秒 ※拡大率100,透明度20〜30
◆ウェイト:1.0秒
◆イベントの一時消去

=================イベント1終わり=================

これで、マップに入ったときに画面右下に全体マップが少しずつ
拡大されて表示されます。
特に意味は無いですが、何となく見栄えが良くなります(かも)。

作成し終わったら、今度は下記のイベント2を作成します。

===================イベント2=====================

イベント開始条件:定期的に並列処理
プライオリティタイプ:何でも

--------------------実行内容----------------------

◆現在の場所を記憶:[0001],[0002],[0003]
◆変数の操作:[0002]加算,210 //表示位置の調整
◆変数の操作:[0003]加算,130 //表示位置の調整
◆ピクチャーの移動:20,(V[0002],V[0003]),0.0秒

================イベント2終わり==================

このイベントで、キャラクターの位置を地図上に表示します。

これで一応完成です。
違うサイズのマップでも、乗算と除算の処理を利用して現在位置を
うまく合わせれば実用可能です。
(計算結果が0〜100の範囲になるように調整します。)

変数0001はマップID、0002はX座標、0003はY座標といった名前にすると
処理内容が分かり易いかと思います。
サンプルファイル
良く分からないという方は、こちらのサンプルを利用してみてください。
このサンプルはマップサイズが50x50なので、他のサイズのマップを使用する
場合にも参考になるかと思います。
ただ、あくまでもサンプルなので、ゲーム性は皆無です。(多少の戦闘有)

RPGツクール2000専用サンプル(LHA書庫 | 9.98KB | RPG_RT.exe無し)
RPGツクール2003専用サンプル(LHA書庫 | 11.6KB | RPG_RT.exe無し)